お勧めする「アレルゲン免疫(減感作)療法」は、アレルギー症状を緩和して、疾患の自然経過を改善させることが可能な治療法です。アレルギーの人に原因である物質(アレルゲン)を与えて、アレルギー反応を起こさせないようにする方法で、アレルギー領域では1911年にイギリスのヌーン医師が始めた「古い」治療法であるとともに、最近になってさまざまな試みがなされている、最も「革新的」な分野でもあります。
その最新の治療法が「舌下免疫療法」ですが、それは後にお話するとして、まずいくつかの点で誤解を受けていると思われるアレルゲン免疫療法についてお話します。
まず、「免疫療法」という名称による誤解です。よくネットや一部の出版物などに出ている「がんの免疫療法」というものでは、免疫力を強めて病気を攻撃するという方法の全てが、学会の承認を受けていない、根拠に欠けたものです。「効いた」と言う人は、やっている人とその取り巻きだけで、高額な料金を請求するだけの、いわゆる「がんビジネス」の場合がほとんどです。
がんのを疫療法で効果的なものは、発チェックポインド
産後来のがつあみだけであいうほかの多くの「発生量※、と同じようなものとして、この花粉症の発災療法を思われてい
るとしたら、それは大きな解です。そもそもアレルゲン免感療法とは、免疫力を強めるのではなく、過剰な免疫反応にブレーキをかける治療法なのです。
また、この免疫療法は効かないという誤解があります。そのように言ってきた医師や専門家もいたように、以前のアレルゲン免疫(減感作療法の成値は、確かに褒められたものではありませんでした。しかし、改良された今のものを以前のものと一緒くたに語ることは、これもまた、大きな誤黒というしかありません。
さらに言うと、私が、何が何でもこのアレルゲン免疫療法を勧める医師だ、という誤解もあります。確かに、20年以上アレルゲン免疫療法にとり組み、最新の「舌下免疫療法」を開発し、積極的にその普及を進めてきました。それでも、花粉症の患者さん全員に、この療法を勧めようとは思っていませんし、「舌下免疫療法」を受けたいと診察室に来られた患者さんに、全てこの療法を提供しているわけでもありません。
多察・検査の結果、手術を勧めることもあれば、もうしばらくクスリでいってみましょうと提案することも、少なからず
あります。
ただ、これだけは言わせて下さい。スギ花粉症はこの先、
50年以上なくなりません。
その間、症状の重いあなたは、シーズン中の3〜4カ月を、鶏水と頭と熱づまりと、頭痛とかゆみに耐えながら送り続けるのでしょうか。眠れない夜が続き、熱が出て、化粧ができ
ないくらい顔が腫れ、一瞬もティッシュが手放せない、そんな生活でいいのでしょうか。
もしかすると、あなたの花粉症は「舌下免疫療法」に向いた花粉症なのかもしれません。そうであるなら、この治療のあと、全くクスリの世話になることなく、シーズンを過ごすことができる可能性があるのです。この効果は、あなたが者ければ若いほど増すに違いありません。
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